わすれない…大好きだから。

『まだ帰ってないのか。』



『はい。お帰りになっていません。』




当たり前か。どこか寄る所あるって言っ



てたな。



『もうすぐ、帰ってくるだろ。』



『畏まりました。』




あれから。帰ってきてない。




窓の外は夕焼けに染まって綺麗だった。




いくらなんでも、遅すぎる。

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