【完】白衣とお菓子といたずらと
脱衣所に俺が向かうと、彼女もトコトコと後ろをついてきた。
俺は極力彼女の存在を気にしないようにしながら、棚の中をガサガサと漁った。
誤魔化すために必死に探したお陰か、特に物が入っていなかったお陰かすぐに探し物は見つかった。
わざわざビニールでキレイに包んで仕舞っていたから、しばらく使っていなかったけれど比較的きれいな状態だった。
割とキレイ好きな俺。覚えてはいないけど、きっと埃が付くのが嫌だったんだろうなと、容易に想像できた。
「あった、あった。はいどうぞ」
「ありがとう」
すぐに彼女に渡すと、お礼を言って受け取った。
あれ?今のは気のせいだろうか。一瞬、彼女の表情が曇ったような気がした。
もう一度顔を見ようと思ったけれど、パッと俺から顔を背け、髪を乾かし始めた彼女にそれは叶わなかった。
ドライヤーの風に、まだ湿った髪がユラユラと揺れ、それが少しずつふわふわと揺れ始める様子を眺めていた。
俺の視線が気になるのか、鏡越しにチラチラと目が合っている。
そして、彼女と目がバチっと合ったと思ったら、彼女はドライヤーのスイッチを切り、挙げていた腕を下ろした。
「どうしました?」
困ったように、彼女が微笑みながら言った。
俺は極力彼女の存在を気にしないようにしながら、棚の中をガサガサと漁った。
誤魔化すために必死に探したお陰か、特に物が入っていなかったお陰かすぐに探し物は見つかった。
わざわざビニールでキレイに包んで仕舞っていたから、しばらく使っていなかったけれど比較的きれいな状態だった。
割とキレイ好きな俺。覚えてはいないけど、きっと埃が付くのが嫌だったんだろうなと、容易に想像できた。
「あった、あった。はいどうぞ」
「ありがとう」
すぐに彼女に渡すと、お礼を言って受け取った。
あれ?今のは気のせいだろうか。一瞬、彼女の表情が曇ったような気がした。
もう一度顔を見ようと思ったけれど、パッと俺から顔を背け、髪を乾かし始めた彼女にそれは叶わなかった。
ドライヤーの風に、まだ湿った髪がユラユラと揺れ、それが少しずつふわふわと揺れ始める様子を眺めていた。
俺の視線が気になるのか、鏡越しにチラチラと目が合っている。
そして、彼女と目がバチっと合ったと思ったら、彼女はドライヤーのスイッチを切り、挙げていた腕を下ろした。
「どうしました?」
困ったように、彼女が微笑みながら言った。