【完】白衣とお菓子といたずらと
「よし、これ位でいい?」
乾き具合を確認する俺の問いかけに、彼女は右手で髪を梳きサラサラと髪をなびかせた。
「うん、大丈夫。……ありがとう」
「俺がしたかっただけだから。お礼を言われることじゃないよ」
今の状況を楽しんでいる俺と違って、美沙はどこか表情を曇らせていた。笑ってはいるけれど、心からじゃないような気がした。
俺、何か余計なことしたか?
自分の言動を思い返してみるも、とくに思い当たらない。俺がドライヤーを奪ったくらいでは彼女はこんな反応しないはずだ。特に理由は無いけれど、そう思った。
「美沙、どうしたの?浮かない顔して」
「……」
話しかけるも、考え込むような難しい顔をしたまま返事が返ってこない。
「美沙?」
「……なんだか………」
「ん?」
何か話そうとしたのに、言葉を切ってしまった。彼女は何が言いたいんだろうか。
予想がつかなくて、困ってしまった。だから、彼女の次の言葉を待つしかなかった。
申し訳ないけれど、教えてもらわない限り、俺には分かりそうにない。
「だって、なんか手馴れてるというか……礼央さんずっと1人暮らしって言ってたのに、当たり前にドライヤーもあるし……」
最後の方はやっとで聞き取れるくらいの小さな声だった。
でも、彼女の表情の理由を考えるのには、十分な情報量だった。
もしかしたら彼女は……嫉妬してくれている?
俺の勘違いではない気がする。
「言っておくけど、あれは俺のだよ。最近使ってなかったから、仕舞ってあっただけだから」
俺の言葉に、彼女は分かりやすく驚いた顔をした。
やっぱり何か勘違いしているらしい。
乾き具合を確認する俺の問いかけに、彼女は右手で髪を梳きサラサラと髪をなびかせた。
「うん、大丈夫。……ありがとう」
「俺がしたかっただけだから。お礼を言われることじゃないよ」
今の状況を楽しんでいる俺と違って、美沙はどこか表情を曇らせていた。笑ってはいるけれど、心からじゃないような気がした。
俺、何か余計なことしたか?
自分の言動を思い返してみるも、とくに思い当たらない。俺がドライヤーを奪ったくらいでは彼女はこんな反応しないはずだ。特に理由は無いけれど、そう思った。
「美沙、どうしたの?浮かない顔して」
「……」
話しかけるも、考え込むような難しい顔をしたまま返事が返ってこない。
「美沙?」
「……なんだか………」
「ん?」
何か話そうとしたのに、言葉を切ってしまった。彼女は何が言いたいんだろうか。
予想がつかなくて、困ってしまった。だから、彼女の次の言葉を待つしかなかった。
申し訳ないけれど、教えてもらわない限り、俺には分かりそうにない。
「だって、なんか手馴れてるというか……礼央さんずっと1人暮らしって言ってたのに、当たり前にドライヤーもあるし……」
最後の方はやっとで聞き取れるくらいの小さな声だった。
でも、彼女の表情の理由を考えるのには、十分な情報量だった。
もしかしたら彼女は……嫉妬してくれている?
俺の勘違いではない気がする。
「言っておくけど、あれは俺のだよ。最近使ってなかったから、仕舞ってあっただけだから」
俺の言葉に、彼女は分かりやすく驚いた顔をした。
やっぱり何か勘違いしているらしい。