【完】白衣とお菓子といたずらと
「手馴れてるって言ったけど、姪っ子の髪くらいしか乾かしたことないよ」
「だって……」
俯いたままで顔が見えないため、信じてくれたのかは分からない。それに、まだ何か言いたい事があるみたいだ。
「だって?」
彼女にその先を促した。
「だって、礼央さん使ってる気配が無かったから。だったら、誰の物かなって考えたら元カノとか、他の女の子しか浮かばなくて……それにすごく手馴れた感じで髪なんか乾かすから、他の子にもやってあげてたのかなとか嫌な想像しちゃって…」
そこまで言うと、今度こそ彼女が顔をあげた。
今にも泣きそうな顔に、絶対に責めてはいけないと思った。
彼女の不安を取り除いてあげたい。彼女には笑っていて欲しいから。
「今までは一度だって彼女にこんなことした事ないよ。それに、この家に来た女の子は美沙が初めてだから」
「本当?」
「本当だよ。だからさ、そんなに不安そうな顔しないで。いつもみたいに笑っててよ」
本心でそう思う。
俺は彼女を引き寄せ、ギュッと抱きしめた。
彼女の手がゆっくりだが、俺の背中へと回された。そして、擦り寄るように俺の胸へと顔を埋めてきた。
「だって……」
俯いたままで顔が見えないため、信じてくれたのかは分からない。それに、まだ何か言いたい事があるみたいだ。
「だって?」
彼女にその先を促した。
「だって、礼央さん使ってる気配が無かったから。だったら、誰の物かなって考えたら元カノとか、他の女の子しか浮かばなくて……それにすごく手馴れた感じで髪なんか乾かすから、他の子にもやってあげてたのかなとか嫌な想像しちゃって…」
そこまで言うと、今度こそ彼女が顔をあげた。
今にも泣きそうな顔に、絶対に責めてはいけないと思った。
彼女の不安を取り除いてあげたい。彼女には笑っていて欲しいから。
「今までは一度だって彼女にこんなことした事ないよ。それに、この家に来た女の子は美沙が初めてだから」
「本当?」
「本当だよ。だからさ、そんなに不安そうな顔しないで。いつもみたいに笑っててよ」
本心でそう思う。
俺は彼女を引き寄せ、ギュッと抱きしめた。
彼女の手がゆっくりだが、俺の背中へと回された。そして、擦り寄るように俺の胸へと顔を埋めてきた。