私がナイト。



「護る、ね・・」


「何か言ったか」


「いいえ」


「・・行くぞ」





満開の時は過ぎ、今では大量の桜が風に舞う時、


八竹の入学式に、二人は来ていた



受験までそう時間もない時に告げられた八竹の受験だったが、なんなく合格した千尋は、千尋の護るべき者、

九条優斗と共に、今、八竹の門を通って行った



「優斗様、目が悪かったのですか?」


「別に」


「じゃあ何故眼鏡を?」


「ただ九条ってだけで目立つんだ。これ以上目立ちたくない。」


「そうでしたか。」












< 7 / 9 >

この作品をシェア

pagetop