恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~







「じゃ、仕事行ってくるね」




かわいく手を振り、教室を出る川北さん。




「圭吾君、またね~!」



「また来週ね~!」



と、黄色い声が飛ぶ。





その直後だった。



4人の同年代であろう女性が私を取り囲んだ。





「榎本、さん、だっけ?よろしくね~」




川北さんと親しくなった私を、仲間に取り込もうという作戦だろうか。



フレンドリーな雰囲気で近付いてくる。





「良かったら、この後お茶しません?」


と、誘われたが、ここは断るに限る。




「すいません。ちょっと予定があるんです」




顔を見合わせる4人。




「あ、もしかして、榎本さんって彼氏もちだったりする~?」




私は、えへへ、と誤魔化して、急いで教室を出た。





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