恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
指を絡めるように、手を握ってくる。
テーブルの上の手が、だんだん熱くなってくる。
「今夜は、ずっと一緒にいたい。だめかな」
川北さんのことは好きだよ。
でも、男の人ってどうしてこうなんだろう。
体を求める時、人が変わったようになる。
そのことしか見えないというか。
でも、慶次郎は違う。
そんなことない。
「好きじゃないから、無理だよ」
手を自分の膝に戻す。
熱い目をした川北さんは、どんどん顔を近づけてくる。
「俺を好きになるかもしれない」
「ごめんなさい」
あまりにもテンションの下がった私を見て、川北さんは我に返った。