恋愛写真館~和服のカメラマンに恋をした~
「お母さんのことですけど」
と神妙な顔つきで慶次郎が言った。
私は、急にドキドキして、また不安になった。
「大丈夫だからっ!!絶対に認めてもらうから!!」
母の顔が浮かぶ。
「そのことなんですけどね。まぁ、また改めて挨拶に行くから」
そう言った後、慶次郎はポケットから何かを出した。
「お正月に一緒に京都に行ってもらえませんか?写真の撮影で京都に行くんだけど、同行してくれる?」
「いいの?行きたい!!」
「これ、チケット」
慶次郎は新幹線の切符を2枚渡した。
私は、向かい側の椅子に置いたバッグにその切符を入れようと手を伸ばす。
すると、慶次郎が私の代わりにバッグを取ってくれた。
「きゃっ」
バランスを崩した慶次郎が観覧車の床に手を付いた。
膝に乗っていた私ももちろん落ちちゃって。
「ごめん」
「いいよ」
そのまま私は押し倒されて。
抱き合って、絡み合い、キスをして。