声が聴きたい


気を取り直して……次はランチ。


もう、2時近いのでどの店もまぁ空いていて、可愛らしいカフェを見つけて入る。


「夜はさ、予約してるところがあるんだ、イタリアンなんだけど。だから、かぶらないものな?」


「はい、ありがと。夜も、楽しみ、だなぁ」


和希はホットサンドのセット、俺はオムライスセットを注文した。


「その予約までは特にガッチリときめてないんだ、どこかあれば言って?なければ……プラネタリウムでも、行こうか、久しぶりに。」と食事をしながら聞けば「うん、プラネタリウム、いいね。行きたいな。」と笑顔で返事がかえってくる。


お互いの食事を『あーん』で食べさせ合うのは当たり前になってるから、今日も当然そうすると周りから視線を感じる。


照れながらそれに答えてくれる和希はほんとに可愛い。


でも、それをイヤな視線で見られるのには慣れることはないから、ほんの少しだが、悲しそうな顔をする。


食べ終わり、4時の回のプラネタリウムに間に合わせるように移動した。












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