存在
 和は一回り以上離れた私の彼…

 でも人のもの…。

 IT企業のぶちょうさん…

 優しい瞳に柔らかい声…

 温かい肌…

 物静かな性格…

 彼は私に…

 『愛してる。』

 っていつも言う。

 『愛美が一番いい女だよ。』

 って…。

 『俺の家庭は崩壊してるから別れるのも時間の問題だよ…』

 って…。

 でも私は知ってる…。

 時々奥さんから電話がある事を…。

 あなたはさりげなくベランダに出るけど…

 私にはわかってしまう…

 だってあなたの全てを見ているのだから…

 好きで好きでたまらないのだから…。
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