意地悪なキミに、スキをあげる。




きっと大学でもモテてるんだろうなぁ。



朝陽さんの彼女とか…幸せなんだろうなぁ。



いるか知らないけど、あんなにかっこいいんだからいるに決まってる。



でも今は…会えるだけで十分だし

あたしもそれで満たされるからいいんだ…。



この手の中にある紅茶の温もりを、あたしは絶対忘れない。



結局、朝陽さんが怒っていたのかさえどうでもよくなっていた。




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