意地悪なキミに、スキをあげる。
あたしが笑っていたら、
もう一度唇に触れた朝陽さんの唇。
「調子乗んなよ」
それから、怪しい秘密基地とやらでたくさん話をした。
デカイ石に座って。
朝陽さんに弟がいることとか、弟と彼女がすごいバカップルだとか。
「俺はバカップルにはなりたくねぇ」
と何度も言っていたけど、なんだかそのバカップル領域に
朝陽さんも一歩入ってるような気がします…。
ビュウッと風が吹いて、一気に寒くなった。
あれ…?
今まで寒いなんて感じなかったのに。
朝陽さんといてポカポカしてたから…?
ブルッと体を震わせたら、朝陽さんが立ち上がった。
「帰るか」
「そうですね…寒くなってきましたし…」
スカートを手で払ったら、足が一気に寒くなった。
風が超冷たい…。