意地悪なキミに、スキをあげる。




得意じゃない数学を含めた4時間が終わり、

お弁当を持って3Fの備品庫に行った。




普段はここ閉まってるんですけどね…。




廊下に誰もいないことを確かめて、静かに扉を開けた。




埃を被った分厚い本がたくさんあった。

室内も埃っぽいんですけど…。




奥に進むと、机とイスが4つづつあった。




「朝陽さん」



机に頬杖をついて、窓から空を眺める朝陽さんの名前を呼んだ。




「…ん」

「…ん、じゃないです!!びっくりして心臓飛び出るかと思ったんですから!」




朝陽さんの向かいに座ると、自然と目が合った。




学校で会えるなんて、変な感じ。



しかも、あたしは制服、朝陽さんはスーツ…。



< 196 / 309 >

この作品をシェア

pagetop