意地悪なキミに、スキをあげる。
得意じゃない数学を含めた4時間が終わり、
お弁当を持って3Fの備品庫に行った。
普段はここ閉まってるんですけどね…。
廊下に誰もいないことを確かめて、静かに扉を開けた。
埃を被った分厚い本がたくさんあった。
室内も埃っぽいんですけど…。
奥に進むと、机とイスが4つづつあった。
「朝陽さん」
机に頬杖をついて、窓から空を眺める朝陽さんの名前を呼んだ。
「…ん」
「…ん、じゃないです!!びっくりして心臓飛び出るかと思ったんですから!」
朝陽さんの向かいに座ると、自然と目が合った。
学校で会えるなんて、変な感じ。
しかも、あたしは制服、朝陽さんはスーツ…。