意地悪なキミに、スキをあげる。




黒い細身のスーツに、薄めの青のネクタイ。



ずるいよ。


かっこいいもん…。




「びっくりした?」

「当たり前ですっ!!!」

「………」

「朝陽さん?」




じっと見つめられて、ドキドキしてきた。



な、なに…なんなんですか…っ?




あたしの顔にすっとてが伸びてきて、頬に触れた。




「…会いたかった」




なん…なんですか…。

そんなのあたしだって




「あたしだって会いたかったし、声聞きたかったですよ…」




頑張って我慢したんですからね。




ちょっとうるっとした涙を堪えていたら、朝陽さんがガタッと腰を上げて




突然、ちゅっと唇が重なった。



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