意地悪なキミに、スキをあげる。




「制服ってエロいけどそこがダメなとこだよな」


「…エロいなんて考えてるの朝陽さんだけですよ」




お弁当のフタをぱかっと開けながらため息をついた。




「一応心配してんだけど」




そう言って、口を開けたまま、じっとあたしを見つめてきた。




…?




「ん、」

「…なんですか?」

「ひとくち」




伏し目がちな目線は、あたしのお弁当箱。

長くて綺麗なまつげがよく見える。




「…卵焼きですか?」

「んーん、唐揚げがいい」




はぅ……う。



なんかちっちゃい子みたいで、母性本能がやられます…っ。



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