意地悪なキミに、スキをあげる。





何言ってるんですか?!



そんなの…見つけても困るのあたしなんですから…。




自分から探そうなんて思わないですよ。




「……あるんですか…?」




ドキドキしながら朝陽さんに尋ねた。




「ねぇよバカが」




コップに何かを注ぎながら、朝陽さんはぶっきらぼうに答えた。




…そうなんだ。


ちょっと安心して、ホッと胸をなでおろす。




「麦茶でいい? ジュースとか普段飲まないからないんだけど」

「えっ、あ、全然何でもっ!!」




ソファの前に置かれた小さめのテーブルにコトンと二つのコップが置かれた。




「ひ、一人暮らしって大変じゃないですか…?」

「まあ…最初は。最近は慣れた」

「寂しくないんですか?」




あたしだったらホームシックになって、

すぐに誰でもいいから会いたいってなっちゃうかもしれない…。




< 211 / 309 >

この作品をシェア

pagetop