意地悪なキミに、スキをあげる。




「別に。明日終わらせようとしてたレポート終わったし」




プリンターを指差して、何枚にも重なったレポートが見えた。




朝陽さんはあたしを抱っこしたままレポートしてたんですね…。

すごく器用です…。




「たまに頭落ちそうになってた」

「すいません…」

「ほんと赤ちゃんみたいだな」




なんだか自分が情けなくて恥ずかしくて俯いていたら




「ん、俺のこと見て」

「…………いやです…」




朝陽さんがあたしの頬を、手の甲で撫でた。



戸惑いながらゆっくり上を向いたら




朝陽さんの顔が近づいて

キスされる1秒前、




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