意地悪なキミに、スキをあげる。
なんか…カタカタ音がする…。
静かにウィーン…って音もする…。
「…んぅ…、」
「あ、起きた」
目を開けると、さっきとは少し景色が違っていた。
朝陽さんに抱っこ状態なのは変わらないけど…。
あたしの後ろにはパソコンがあって。
朝陽さんは前に手を伸ばして、キーボードを打っていた。
だからカタカタいってたんだ…。
「1時間半くらい寝てたな」
「本当ですか…」
「汗かいてる」
少しだけ朝陽さんから上体を起こすと、朝陽さんが耳に髪をかけてくれた。
「あっつい、です…」
「そりゃあ一時間半も日が当たってるとこで抱きついて寝てればな」
まだ頭が回ってなかったあたしは、そう言われてやっとハッとした。
「ごっごめんなさいっ! だだだ抱きついたまま寝るなんて…っ」