意地悪なキミに、スキをあげる。
かっ…
かっ…!!!
もう!!ヤケです!!!
「かっこよすぎて、ずるいですっ…!毎日ドキドキしてるんですからっ!!」
そう言って、
うつ伏せになって雑誌を読んでいた朝陽さんの上に乗っかった。
そうすれば、このあたしの真っ赤な顔…見られないはずです。
さらに腕で顔を隠して、振り返ってきたときの準備もオッケーですよ。
「…………」
「…………」
「…あお」
何も答えないでいると、急に朝陽さんの体が傾いて
下にドテッと落ちた。
「何かわいいことしてんだアホ」
「……アホじゃない数学以外…」
上体を起こして、あたしを床に押し付けて見下すように
朝陽さんの視線がゆっくり上がってきて
あたしと目があった。