意地悪なキミに、スキをあげる。




「俺のあおなんだから話すなって……言いたくなる…」




お腹に回った腕がギュッとされて、

肩の近くの唇がまた肩にくっついて…。




あたしの胸もぎゅうって…なります…。




「5歳も上なのに、高校生相手に嫉妬してんだ…だっせぇよな…」




少し悲しそうな声色に、胸が苦しくなった。


こんなに、こんなに

朝陽さんを可愛いって、愛しいって、思ったことない。




「それにあいつ…あおのこと見すぎなんだよ」

「えっ、そうなんですか…?」

「ん……すげぇ…やだ」




いつもとは違う甘えた態度に、あたしはついつい笑ってしまった。



かわいい…。




「…人が正直になってんのに、なに笑ってんだよ」

「かわいいなぁって」

「死ねお前…」




甘えてきたり、拗ねたり。

朝陽さん、実は俺様じゃないんですかね?って思うことが最近よくある。




< 224 / 309 >

この作品をシェア

pagetop