意地悪なキミに、スキをあげる。
「俺のあおなんだから話すなって……言いたくなる…」
お腹に回った腕がギュッとされて、
肩の近くの唇がまた肩にくっついて…。
あたしの胸もぎゅうって…なります…。
「5歳も上なのに、高校生相手に嫉妬してんだ…だっせぇよな…」
少し悲しそうな声色に、胸が苦しくなった。
こんなに、こんなに
朝陽さんを可愛いって、愛しいって、思ったことない。
「それにあいつ…あおのこと見すぎなんだよ」
「えっ、そうなんですか…?」
「ん……すげぇ…やだ」
いつもとは違う甘えた態度に、あたしはついつい笑ってしまった。
かわいい…。
「…人が正直になってんのに、なに笑ってんだよ」
「かわいいなぁって」
「死ねお前…」
甘えてきたり、拗ねたり。
朝陽さん、実は俺様じゃないんですかね?って思うことが最近よくある。