意地悪なキミに、スキをあげる。
「黙ってるってことは、もうそれが答えってことですよね?」
ちょっと木下のこと見くびってた。
これは俺も本気で答えるしかねぇよな。
「見たんです俺。 こないだの土曜、あおの家の前で、先生がキスしてたところ」
「…………」
「あおも、先生自身も大変なことになることくらいわかりますよね」
ずしっと俺の肩に、大きな石が乗ったようなそんな気がした。
木下の言ってることはその通りで、
俺の教師としての自覚が足らなかったことは事実。
真剣な目つきをしている木下に、俺は正直になるしかなかった。
「それは俺が悪かった。お前に気づかされるなんて、バカだなって思う」
「……なら、いいですけど」
だけどさ、
「…お前、あおのこと好きだろ」