意地悪なキミに、スキをあげる。
「あ、朝陽さんっ…」
潤んだ目で、赤い顔で俺を見つめてくる。
「なあ、いつから自炊してると思ってんの?」
「あっ…」
俺が一人暮らしなの、こいつ一瞬忘れてたな…。
「ご飯の心配より宿題優先!」
先生口調を意識して言うと、あおはビシッと姿勢を正した。
「何食いたい?」
「…え?」
「数学頑張ったご褒美。食いたいものなんかある?」
決めたんだ。
今日はあおを甘やかす日って。