無口な彼女
楽しそうだったのだろうか
普段のカナコを知らないからわからない。
「その調子でじゃんじゃん働け!」
嬉しそうにいうレイヤに、私はコクリと頷いた。
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でも、私は気づいていなかったんだ
こんなことをしている間にも
私の歯車が、狂い始めているのに
『…やっぱり…、アイツ、綺鈴の神宮陽由だったのか。』
私は、忘れかけていた。
私に仲間は必要ないってことを。
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