無口な彼女



こんなやつの相手して、大丈夫だろうか、と思いながらも



私は、失礼します、と一礼してその場を後にした。



結構疲れるもんだな。



そう思った。



「ヒナタ、お疲れ。お前案内うまいじゃねえかあ」



レイヤが私に寄ってくる。



「カナコもなんか楽しそうだったし、やるなお前!」



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