もう止まれない・・・・戻れない




私はずっと涼を見ていた



パチッとした目、厚みがある唇、透き通った肌、きれいな輪郭。



でも、首は太くてカッコイイ、肩幅も広くて・・・・



こんな人、初めて見た



「なあ優衣」



「え、何が?」



「何がって、お兄ちゃんが欲しいって言ってたろ?」



「あ、ああ、うん」



全然、話聞いてなかった




お兄ちゃんか・・・お兄ちゃんなんだ




うん、確かにお兄ちゃんが欲しいとは言った



だけど、この人が血の繋がってないお兄ちゃんになるなんて



それは喜ぶべき事なの・・・・



この人は私のことを妹と思うんだ



妹・・・・妹・・・・



「この子は19歳だから大学に行ってるの」



大学生か・・・・きっとモテるんだろうな・・・



私なんて眼中にないか・・・

















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