FACT!〜交わる赤〜
「あ、ちゃうぞ。あの「真実はいつも一つ!」とか言うそっち系の探偵じゃなくて…」
大森が苦笑いを浮かべる。
どうやら七原は"そっち系の探偵"と予想していたらしく、首を傾げていた。
「じゃあ…?」
「潜入探偵や。」
横山が小さく頷く。
「千晴は、俺ら捜査一課に頼まれた依頼を全て完璧にこなしてくれる。」
七原がまたも首を傾げる。
さすがにそれだけの説明では、明確には分からない。
「ど、どういうことですか…?」
次の瞬間、