FACT!〜交わる赤〜



「あ、ちゃうぞ。あの「真実はいつも一つ!」とか言うそっち系の探偵じゃなくて…」



大森が苦笑いを浮かべる。




どうやら七原は"そっち系の探偵"と予想していたらしく、首を傾げていた。


「じゃあ…?」




「潜入探偵や。」



横山が小さく頷く。




「千晴は、俺ら捜査一課に頼まれた依頼を全て完璧にこなしてくれる。」




七原がまたも首を傾げる。



さすがにそれだけの説明では、明確には分からない。




「ど、どういうことですか…?」




次の瞬間、





< 20 / 25 >

この作品をシェア

pagetop