FACT!〜交わる赤〜


七原はうっとりとした目で、横山に拍手を贈った。



「お遊びはこれぐらいにして…さて、ナナ。これからお前にしてもらう仕事を説明する。」



大森がその場に腰をおろし、清々しげに微笑む。




横山と七原もつられて腰をおろす。




「まず…千晴の職業は、捜査員でも、警察官でもない…」



七原が目を見開く。






「探偵や。」






「えぇ……」

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