【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
有ちん先輩に支えられて立ち上がるピカ先輩が、俺の方を見て笑う。
「椿ちゃん、そんか顔せんでよ。俺んワガママ、黙っとってくれただけやし、椿ちゃんは悪くなか」
最後までコートに入れなくて悔しいのはピカ先輩なのに、この人は、こんな時だけ年上面。
「御劔、よくやったな。後は任せろ」
「ふふ…秀ちゃん、男前」
そして、ポーカーフェイスを崩さぬまま、ピカ先輩の柔らかそうなブロンドヘアーのベリーショートをくしゃ、と撫でてコートに入るのは、秀吉キャプテン。
第3クォーター残り2分半。ピカ先輩は、水高の47得点中、38得点という驚異的な得点数を誇り、コートを去った。
「椿ちゃん、そんか顔せんでよ。俺んワガママ、黙っとってくれただけやし、椿ちゃんは悪くなか」
最後までコートに入れなくて悔しいのはピカ先輩なのに、この人は、こんな時だけ年上面。
「御劔、よくやったな。後は任せろ」
「ふふ…秀ちゃん、男前」
そして、ポーカーフェイスを崩さぬまま、ピカ先輩の柔らかそうなブロンドヘアーのベリーショートをくしゃ、と撫でてコートに入るのは、秀吉キャプテン。
第3クォーター残り2分半。ピカ先輩は、水高の47得点中、38得点という驚異的な得点数を誇り、コートを去った。