【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
「後は頼むばい、有ちん先輩」



「やれやれ、無茶苦茶やな、お前は」



代わりに入ってきた有ちん先輩に、秀吉キャプテンが肩を組む。



「十六夜、分かってるな?」



「はいはい。俺には出来んことやけん、冷泉に任せる」



フリースローは、外せ、外せと祈ったおかげか、2本とも外してくれる。



「さぁて!インテンショナルはディフェンススタートだっけ?」



今までの作戦通り、町屋には俺がマッチアップ。高森には…秀吉キャプテンがついた。



「冷泉サン、あんたパワーあんの?神楽木君よか細っこいばってん」



「ディフェンスに必要なのは、パワーだけじゃないぞ」



秀吉キャプテンと高森、闘志がぶつかり合う。
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