【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
「まー見てればわかるっしょ。だから、次は『あれ』行きますよ!」



2分間のピリオドが終わり、すくっと立ち上がる皆。



「小鳥遊の指示が間違ったことはない。乗ってもいいだろう」



秀吉キャプテンの綺麗な指が、右は俺を、左はピカ先輩の頭をくしゅくしゅ、と乱しコートへ走っていく。



「出たよー秀ちゃんの子供扱い!」



「ふふ、期待されてンすよ。ちびっこ同士、度肝抜かしてやりましょ、敵にも皆にも」



俺がいっ、と歯を見せると、ピカ先輩も真似して同じ顔をした。



第2クォーター、俺達ディフェンスからのスタート。



練習試合の次の日から練習していた『あれ』のお披露目と、ピカ先輩のディフェンスの穴の解消、行くよ!
< 211 / 521 >

この作品をシェア

pagetop