【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
ご飯休憩を挟み、残りの2チームが今までA、Bコートに別れていたが、ひとつに集結する。
『ではでは!残った2チームをご紹介しましょう!…おっと!今年は面白いことに、どちらも高校生の模様です!』
実況のお姉さんが楽しそうにそう言う。なんだ、相手も高校生か…って、嘘でしょ!
「……ねぇ、どげんなっとっと、あれは?」
「そういや俺、今朝ルンルン家ば出て行く兄貴見送った記憶あるわ」
どうやら幸ちゃんも歩ちゃんも、俺と同じであんぐりしているみたい。
向こうも向こうで、俺達に気づき、主に二人がリアクションを取っている。
『まずはBコートの覇者、高校一年生のチームトリニティ!一年生なのに、とにかく技術力、戦術の凄いチームです!』
お姉さんの実況に合わせコート入ると、ギャラリーや参加チームの声援を浴びる。
『そして、Aチームの覇者は、インターハイ県大会優勝校、水前寺高校の三人組、チームウロボロス!ビジュアルも力も文句なしのチームです!』
そして、相手のチームの……秀吉キャプテン、ピカ先輩、行雲先輩が、コートに続いた。