【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
んで、そのまま次の泰ちゃんが2枚連続で4を出して上がり、残りはかわいこちゃんズ。



お互いの手札分かってるし、勝負になんないから終わりなんだけどね。



「ムキィィ!!ババ抜きも豚の尻尾もダウトも椿が一番げな、悔しい!次は大富豪じゃ!」



「いーよ、その前に二人、罰ゲームだけど」



その言葉に、ピカ先輩はヘラヘラーっと笑い、行雲先輩は顔をパプリカ並の赤に染め上げる。



罰ゲーム『赤裸々告白大会』とか言い出したの自分じゃん。何なのこの照れ方。



ってか、明日から本選なのに緊張感ないなぁ。俺達らしいっちゃらしいけど。



「じゃあ、罰ゲームの二人は初体験のエピソードにでもする?隣ん二人にあやかって。まあ奴等は初じゃないばってん」



「有ちん先輩意地悪かぞ!だいたい、俺はまだやて!」



こういう時の有ちん先輩、結構Sだよね。顔は爽やかお兄さんなのに。



「ゆっくんって意気地無しやよなぁ、夏休み、週3で宿題かこつけてお互いの家行き来しよっとに、まだしとらんとやろ?」



んで、誰かをいじくってる時のピカ先輩は、正しくオフェンスの妖精。



三年生軍団、恐るべし。
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