【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
俺の心の叫びはどこにも届かない、とガックリしようとすると、なんてグッドタイミング。



「小鳥遊君いますかー?」



「はいっ!ここに!」



瞬時に反応した俺を、呼んだその声の主は………。



「で…デケェ。何ねあいつ」



「俺バスケ部やったけん知っとる。あいつ有明北中の奴たい」



ほほーう。なんか良く分からないけど、猿軍団解説サンキュー。



猿軍団が述べた通り、その声の主はデカかった。190センチはあるだろうか。スポーツマンらしい黒髪短髪に、優しげな垂れ目が印象的な奴。



「あ、小鳥遊君?喋っとったならごめんなぁ。俺と小鳥遊君先生から呼び出しやわ」



「マジか。…分かった行く」



とりあえず猿軍団よりマシだと思い、俺は自分より20センチはデカいだろうそいつに着いてくことにした。
< 4 / 521 >

この作品をシェア

pagetop