【完】シューティング★スター～バスケ、青春、熱い夏～

教室に着くと、早速ヤンチャグループ的なのに囲まれる俺。



おいおいマジ勘弁。自慢じゃないけど得意技はおやつ作りの乙女系男子よ、俺。



「お前朝か先生に捕まっとったやろ！そんか頭しとるけんばい！」



「いや…はは、地毛だからしかたなくね？」



キーキー騒ぐコイツらは猿軍団だ。



「名前は確かタカナシやったな。小鳥に遊ぶ、やんな？ぎゃんオシャレやっか！」



「見てん！苗字だけじゃなかよ！下の名前椿げな！」



うう…頼むから、俺に絡まないでくれ。こう見えて俺、臆病ですから。



ってか誰か助けてー。そこのちょっと、猿軍団より弱そうなキミ達ー。



…あ、そっぽ向かれた。頼むから、助けろよコンチクショー！