【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
ダァァァン!!
ぶちかました。あの、小柄なピカ先輩が、細身とはいえ長身の桜山を吹っ飛ばす、痛快なダンクを。
これには、会場が今日一番の盛り上がりを見せる。
しかも、しかもだよ。
「ピッ!山吹!(凌華)4番!バスケットカウントワンスロー!」
桜山に、ファウル3つ目を与え、水高にバスカンをもたらす、スーパープレイ。
「あいつは、どこまで行くんだろう。こんなに近いのに、こんなに遠く感じる」
秀吉キャプテンがそう呟いた。
「俺も………そう、思う」
試合中なのに、試合の展開を喜ぶより先に、あの、ブロンドヘアーとエメラルドグリーンの瞳を持つ、小さなオフェンスの妖精に、俺の意識は奪われた。