【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
秀吉キャプテンは、試合の流れで調子が左右されるタイプのシューターだ。



だから、ピカ先輩が作ってくれた流れに、調子も上がっている。



今の調子でオフェンスボールを回せば、きっと百発百中で決めてくれるだろう。



けれど、それはあちらのシューター、槐も同じことで。



ふわり、と舞ったボールは槐そのものを表しているように、柔らかく空中を舞う。



水高39-44凌華学院



こちらもあちらも、絶好調のシューターが、点を取り合う。



秀吉キャプテンが機械的な美しいシュートフォームを持っているのに対し、槐は柔らかく、人間らしい、舞妓が舞うような優しげな動きのシューターである。



相反する二人のシュートだけど、どちらも、会場の空気を呑み込む力を持っている。



バスケは、創作の物語だとシュートばかりの戦いが描かれることも多い。実際は、泥臭く、激しくぶつかることばかりだけど。



けれどキャプテンや槐は、物語の中のイメージの如く、とても綺麗だ。
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