【完】シューティング★スター~バスケ、青春、熱い夏~
ジャンプボールは勿論うちが奪い、俺を中心に全員が俺の指示を待つ。



「3番!」



予め決めていたフォーメーションオフェンスの番号を告げると、それぞれが移動し、俺もゴールまで、誰も追い付けないだろうスピードで真っ直ぐカットイン。



「シューター同士の戦いに持ち込むつもりや!」



相手ガードが俺達の陣形を読み、それぞれがディフェンスに走る。



コーナーにいた俺は、ゴール下にいた行雲先輩へ一度パスを回し、そのディフェンスを緩めさせる。



「インサイドは神楽木君と仇野君がおります!」



槐の叫びに、今度はインサイドを固めに動く凌華学院をよそ目に、行雲先輩は有ちん先輩に、有ちん先輩は再び俺へパスを出す。



そして、俺はコーナーから中へ切り込むと、そのままゴール…と見せかけ、秀吉キャプテンへノールックパス。



ヒュン………ストン。



息さえつく暇も与えないような、その迅速かつ精密なフォームで放たれた3ポイントが、ゴールを潜る。



水高39-41凌華学院



「っしゃあ!ナイッシューキャプテン!」



「ああ、次、ディフェンス一本だ!」



点差は2点差。逆転の兆しが見えてくる。
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