あなたの虜ーバンパイアとわたしの秘密の関係ー
そう言った男は、あの不気味な笑みを浮かべると、パチンと指を鳴らして……
「えっ……きゃ!!」
な、何……
男がいきなり光に包まれた。
わたしは、眩しさに耐えきれず、目を閉じた。
何が起こってるの…?
しばらくして……
ゆっくりと目を開けると、目の前にいたのは……
え………?
江藤…先輩……?
「ど、どうして……あなたが……?」
先輩……が……
まさか………
これも…正体を隠した……別の姿…?