君が思うより、君はキレイ。
「そう。だからヒイラギ。」

「しゅうこさん?」

「うん。」

「ピッタリ。音の響きが可愛くて、イメージ合ってる。」

「そう? ありがとう。」

「イブは、彼氏とお祝いするんですか?」

「うん。お互い忙しいから、あんまり長い時間は会えないけど。」



幸せそうに答える彼女には、やっぱり何の迷いも感じられなくて、それが余計に気に係る。

彼女は全く知らないのか、知っていて全てを受け入れているのか、どちらにせよ簡単に実る恋ではないし、本当の意味で幸せにはなれないだろう。



どうすることが彼女のためなのかな。

俺みたいなガキには、難しすぎて答えが出せない.......
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