君が思うより、君はキレイ。
一軒目は、小さな子が嬉しそうに迎えてくれた。

いい気分で二軒目に行ったら、ブスっとしたオヤジが終始無言で会計に応じ、またテンションが下がった。

暗い気持ちで三軒目のアパートのチャイムを押したら、明るい女性の声がした.......



出て来たのは、色白でバラ色の頬をした柔らかな雰囲気のお姉さんだった。

ダボッとしたパーカーを着て、髪をクリップでアップにしているから、うなじと鎖骨に否が応でも目が行ってしまう。

それだけでもドキっとするのに、クリっとした目で優しく微笑みかけるから、萎えた気持ちも一気に上がる。
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