イジワルな彼の甘い罠
「……って待て」
「へ?」
ところが、そこでふと思い出したのはそもそもの原因。
「じゃああの一緒にいた男は誰だよ」
「へ?だから今日はハルミが病院に付き添ってくれて……」
「だから嘘はいいって。男といただろうが」
「いや、だから……それがハルミなんだってば」
……
………
…………ん?
あの男が……ハル、ミ……?
ハルミの顔を思い浮かべるものの、濃い化粧にロングヘアという見慣れた姿しか出てこない。
あれと、あの男が……同一人物?
「はぁ!!?だってあれどう見ても男だろ!!」
「だってハルミ男じゃん……体いじってないし」
動揺から声を荒げる俺に、早希は困った顔で冷静に返す。