イジワルな彼の甘い罠
〜おまけ〜
その後のふたりは、それぞれに慌ただしく。
「……と、いうわけで。産休に入らせてもらいます」
「おー、体調悪いってあたりからもしやとは思ってたけど……まぁよかったな!おめでとう!」
「ありがとうございます」
「でもお前も独り身って言いながらちゃっかり相手いたんじゃねーか。ったく、言ってくれればあんなに残業だの出張だのさせなかったのに……」
「いや、まぁ付き合ったのは3ヶ月くらい前なので」
「交際3ヶ月でデキ婚!?やるな唯川ー!」
「……」
早希は会社で先輩にからかわれたり
「『初めての出産』『子供の名前辞典』『出産する妻に夫ができる10のこと』……」
「航……そんな本ばっかり買ってどうするの?」
「うるせー!何事も準備が大事だろ!」
俺は俺なりに、出産に備えていたり
「あ……今動いた」
「なに!?俺にも聞かせろ!」
「ほら、蹴ってる」
「……!!!まずい……俺、既に泣きそう」
「えぇ!!?」
それはそれは幸せに、その日を待ちわびているのだった。
end.


