イジワルな彼の甘い罠
けど、ひとりでいくわけじゃないし、一緒に行くのは八代くんだし……ま、いっか。
丸めこまれていると分かっているけれど、仕方ないと受け入れるように溜息をついた。
「ちなみに出張中の自分たちの仕事は……」
「急ぎの分なら俺らがやっておいてやるから任せとけ!急ぎじゃない分は帰ってきてから頑張れ!」
「鬼ですか……」
帰社後のデスクに溜まった仕事を想像しげんなりとしながら、私はバッグへ荷物をまとめ始める。