秘密事…
『さぁ、何ででしょうね?で、このミニナイフはチトセのだよね?何で、血がついてるのかな?』

『そ…それは…』『あら、チトセが殺ったことなのに、覚えてないの?お馬鹿さん、フフ』

私は、この時思ったんだ。今の私は、今までの
自分とは違う…壊れてるだ。『じゃあね、さよなら、チトセ……』私は、そう言い残し、

チトセにナイフを仕向けた。『うっ…』チトセは血が出た腹の部分を両手で抑え、
ゆっくり倒れた。『リ、リン…これだけ、言わせてくれ……』チトセが何かを言いたいと言った。

本当は、聞きたくなんて無い。だけど、最後の願いだし、良いか、

『何?早く言わないと、止めを刺すけど?』

『お、俺は、今まで、お前の事がずっと好きだった…それだけだ。』ふっ、何ゆってんの?チトセは、こんなときにそんなことを言って…
< 13 / 15 >

この作品をシェア

pagetop