はじまりの日
悲しい事だけど、世の中には、他人を陥れるのが大好きな輩というのが確実に存在する。
俺が勝手に好きになっただけなのに、変な風に話が広まって雪さんに迷惑をかけてしまったら申し訳ない。
だから、誰にも何も文句を言わせないように、きちんと自分でケジメがつけられる年齢、立場になるまで、その気持ちは誰にも打ち明けないと心に決めていたのだ。
「そこが水くさいって言うんだよ。俺だけには言ってくれても良かったじゃんか。俺、そういう事、ペラペラ言いふらしたりしないぜ?」
「いや、それはもちろん分かってるんだけど……。元々俺、誰かに恋愛相談とかするのは苦手だし」
ましてや小さい時から知ってる徹にそんな話をするのは、さらにこっ恥ずかしさが増すというか。
「ホント、悪かったと思ってるよ。その件に関しては、もう勘弁してくれよ」
階段を降り切った所で振り向き、眉尻を下げながらそう言うと、徹はヒョイ、と肩をすくめてから続けた。
俺が勝手に好きになっただけなのに、変な風に話が広まって雪さんに迷惑をかけてしまったら申し訳ない。
だから、誰にも何も文句を言わせないように、きちんと自分でケジメがつけられる年齢、立場になるまで、その気持ちは誰にも打ち明けないと心に決めていたのだ。
「そこが水くさいって言うんだよ。俺だけには言ってくれても良かったじゃんか。俺、そういう事、ペラペラ言いふらしたりしないぜ?」
「いや、それはもちろん分かってるんだけど……。元々俺、誰かに恋愛相談とかするのは苦手だし」
ましてや小さい時から知ってる徹にそんな話をするのは、さらにこっ恥ずかしさが増すというか。
「ホント、悪かったと思ってるよ。その件に関しては、もう勘弁してくれよ」
階段を降り切った所で振り向き、眉尻を下げながらそう言うと、徹はヒョイ、と肩をすくめてから続けた。