Lover dance ~運命の恋~
『多分、本間の好きとはちゃうと思う。
前の男の時も今も海奏はそんな変わらんし…
今の彼氏は何となく気付いてるみたいで、海奏が浮気とかする女ちゃうって知ってるから、束縛とか何もせーへんねん。
ほしたら自然と長く付き合うやろ?
それで海奏は好きやって思ってるんや思うで。
それでもチュウもエッチも付き合って1年以上たって初めてしよったし。
それも彼氏に必死で同棲しよって説得されて、2人で住みだして初めてそうなったんやで。』
俺が言い終わって、結城先生はしばらく何か考えるように俯いた。
『…海奏ちゃんて、結構鈍感なんやな。』
そう言って顔を上げると俺を見てポツリと呟いた。
『で、何で今日それに気付いてん?』