だんご虫ヒーロー。



「...大丈夫、雪菜ちゃん?どこか怪我してない?」




私の浴衣についた砂ぼこりを払いながら、私がどこか怪我してないか確認している。



目が合わせられない。
どういう顔して李ちゃんを見ればいいの?



「...よかった、怪我はしてないみたい」



ほっと安心したように私を見て微笑む李ちゃん。



その表情はすごくスッキリしてる。



「...どうして...どうして私の後を追いかけて、助けになんか来たの...?
私、李ちゃんにあんな酷いこと...言ったのに...」



自然と目から溢れ出た涙。
ぽろぽろと目から流れて、地面に落ちる。



今さら謝ったとこで、許してもらえるとは思わない。



あの時は夕里に振られたショックで李ちゃんにあんな八つ当たりしたのに...



すると李ちゃんは私の隣にしゃがみ、私の目から流れる涙を指で拭う。


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