だんご虫ヒーロー。
目の前にいたのは、来るはずのない人。
どうして......
どうしてあなたがここに来てるの?
しっかりと頭上でまとめられたおだんご頭の髪。
サイドの巻かれた髪が風になびいてる。
倒れた私のほうを向いて、微笑む彼女。
「...助けにきたよ、雪菜ちゃん」
「...す、もも...ちゃん...?」
目を凝らしてよく見ても、そこにいるのは李ちゃん以外に考えられなくて。
李ちゃんは金髪の男の拳を両腕で受け止めていた。
私を...助けに......?
何で?
私、李ちゃんにあんな酷いこと言ったのに...。
李ちゃんは金髪の男の方へ向き、思いっきり男を突き飛ばした。
「...うぉっ!?」
金髪の男は気を抜いていたのか、尻もちをついた。
その様子を見届けて、李ちゃんは私のところへ駆け寄ってきた。