だんご虫ヒーロー。



「……ここが、紗奈の家…」



斎賀くんの案内の元、辿り着いた北村さんの家は豪邸。



お父さんは小規模会社の社長ではなく、実はどっかの財閥の会長さんではないかと思わせてしまうほど、一般庶民には大き過ぎる家だ。



ここに北村さんとそのお母さんの2人だけが住んでいるんだ。



ピンポーン



豪邸を見上げている隙に、斎賀くんはインターホンを押していた。



これも斎賀くん情報だけど、北村さんは斎賀くんが押すインターホンには最初、応答しないらしい。



だから何回か押さないと、あの強気な声は聞こえてこないらしい。



ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン……



あれから何回インターホンを押したのだろうか。



近所迷惑になりそうなほどインターホンを押しても、北村さんの声は聞こえてこない。



「……おかしい…いつもならもう応答してくれてもいいのに……」



最後にもう一度インターホンを押したけど、結果は変わらない。


< 454 / 554 >

この作品をシェア

pagetop