ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
サービスエリアで私の手作りサンドイッチを二人で摘まんで遅めの朝食。

たっぷりと休憩して再び…車に乗り込んで高速を走る。

敦司さんはCDをセットした。


車内に流れ込む曲はエキゾチックな音楽。

「この曲って…」



「アラビアンミュージックだ…ドバイ在住の時に突然…目覚めた…遠出する時…いつも…かけるんだよ」



「…へぇ~っ。意外…敦司さんの訊く曲ってクラシックかと思っていました」



「…クラシックは尚也の趣味だな…私の趣味じゃない…長期休暇取れたら…陽那と一緒にドバイに行きたいなぁ」



「ドバイですか?」



「…ドバイだけではなく…エジプトやトルコも観光しよう…」



「ピラミッドか…素敵です♪」



「…今日行く蓼科もいい所だ…今夜は私がお前に料理に振舞ってやる」




「敦司さん…料理も出来るんですか?」



「まぁな」




「楽しみです…」
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